京都11R 第73回菊花賞GI 芝3000m 馬齢戦
 

 今週はクラシック最終戦,第73回菊花賞GIが京都競馬場で行われます.皐月賞GI馬で前走の神戸新聞杯G2でも他の馬を寄せ付けなかったゴールドシップ.日本ダービーGI馬のディープブリランテが出走を回避したことで,1強状態.単勝オッズも1.6倍と圧倒的な人気になっています.

 ゴールドシップが馬券圏内から消えるようなことがあれば,大万馬券の可能性もありますが,果たしてそんな穴党の夢は起こり得るのでしょうか.それでは,いつものように競馬実況風の展開予想を.

 8枠18番トリップがゲートに入って,全馬ゲートイン完了.スタートしました.各馬揃ったスタートです.先行争いです.圧倒的1番人気の1枠1番ゴールドシップもまずまずのスタート.内からは4枠8番ニューダイナスティが出をうかがいます.外からは6枠11番ビービージャパンも好スタートから前の方に.さらに外から8枠17番タガノビックバンも上がって行きます.

 各馬,最初の坂の頂上から下りに入って行きます.1枠2番フェデラホールが4番手の内.4枠7番エタンダールも今日ま前の方で競馬をするようです.その後ろに5枠9番フジマサエンペラー.6枠12番コスモオオゾラが5,6番手を追走.さらに7枠15番ユウキソルジャーが続いて先団を形成しています.トリップも続いて,各馬3,4コーナー中間です.

 8枠16番スカイディグニティが中団.並ぶように7枠14番ミルドリーム.5枠10番マウントシャスタが続いて,ゴールドシップはここにいました.前からは10馬身ほど離れて内内を追走しています.各馬,4コーナーを回ってスタンド前に入ってきました.内からは3枠5番アーデントが少しポジションを上げて,その後に2枠の2頭2枠3番ベールドインパクトと2枠4番ラニカイツヨシ.後方に7枠13番ダノンジェラード.最後方から3枠6番ロードアクレイムです.

 先頭はニューダイナスティですが,差がなくビービージャパンが続いて,この2頭が他馬を離して逃げて行きます.3番手にタガノビックバンですがその差は5馬身くらいはあるでしょうか.スタンド前を大歓声と拍手に迎えられて各馬が通過していきます.1000m通過は61〜62秒前半.例年通り,スローな展開になりそうですね.

 各馬1コーナーを回っていきます.先頭がここでビービージャパンに替わって,2番手にニューダイナスティ.後続との差は依然として5馬身くらいでしょうか.3番手に単独でタガノビックバン.その後にコスモオオゾラとフジマサエンペラー.各馬2コーナーカーブに入って,エタンダールとフェデラホールが続いて,まだゴールドシップは後方です.

 ユウキソルジャーとトリップ,並ぶようにスカイディグニティ.この辺りは集団です.アーデントが外から少しポジションを上げて,向こう場面.ここで少しペースが落ちて,3番手以降の差が縮まってきました.ゴールドシップは後ろから4頭目あたり.果たしていつ動き出すのでしょうか.最後方は依然としてロードアクレイムで各馬,2度目の坂の頂上に向かっていきます.

 先頭はビービージャパン.3馬身離れてニューダイナスティとタガノビックバン.そこから2馬身離れてコスモオオゾラ.先頭は残り800mを切って坂を下って行きます.ゴールドシップがするするとポジションを上げて,後方集団も固まってきました.残り600m.2番手以降が集団になって,坂を一気に駆け下りて行きます.後方からまくるようにロードアクレイムが上がってきました.

 ゴールドシップは内を回ってポジションを上げてきました.先頭からは5馬身圏内でしょうか.4コーナーのカーブを回って各馬最後の直線に入ってきました.依然として先頭はビービージャパン.2番手からタガノビックバンとフェデラホール,そしてユウキソルジャーが差を詰めてきています.ゴールドシップも内からすごい脚で伸びてきています.

 粘る粘るビービージャパン.しかし,その差はほとんどなくなってきました.ゴールドシップ,すごい脚です.迫る迫る.しかし先行馬もなかなか止まってくれません.さあ,ゴール前は混戦になりました.先行馬が粘り切るでしょうか,それともゴールドシップの差しが届くのでしょうか.きわどい,きわどい.ゴォォォォォール!!!.ゴール前は大混戦です.さて,勝ったのはいったいどの馬でしょうか.

 以上の展開予想から,推奨馬は以下の7頭,馬番順に1枠1番ゴールドシップ,1枠2番フェデラホール,5枠9番フジマサエンペラー,6枠11番ビービージャパン,6枠12番コスモオオゾラ,7枠15番ユウキソルジャー,8枠17番タガノビックバンです.私の評価は以下の通り.

 本命◎は6枠12番コスモオオゾラです.前走の日本ダービーGIで骨折が判明し,今回はその時以来の5ヵ月ぶりの実戦になりますが,調教を見る限りはその影響も少なそうな感じがします.春には弥生賞G2を勝って,皐月賞GI4着,日本ダービー6着とゴールドシップをのぞけば,実績面では最右翼になります.鞍上は主戦の柴田大知騎手落馬負傷のため,急遽岩田騎手に乗り替わりになりましたが,必殺仕事人の岩田騎手なら,この馬の持ち味を十二分に発揮してくれるのではないでしょうか.期待しています.

 対抗〇は1枠1番ゴールドシップです.前残りの馬場状態と仕掛けが少し遅れて敗れた日本ダービーGI以外は大崩れせず安定した競馬をしています.秋初戦の神戸新聞杯G2でも圧勝し,同世代最強の1頭であることは間違いないと思います.穴を探すとすれば,その神戸新聞杯G2での馬体重が前走比マイナスだったことでしょうか.馬体の張りには問題はなかったとはいえ,成長途上の3歳馬でマイナス体重はどうでしょうかねぇ.直線平坦の京都競馬場なので,差し届かない可能性も・・・.

 単穴▲は1枠2番フェデラホールです.ここにきて3連勝とメンバー中一番の上がり馬.遅れてきたステイヤーに該当するのはこの馬でしょう.特に前走の古馬1000万下特別(九十九里特別)では好位追走から直線入り口で先頭に並びかけてそのまま押し切るという,先行馬の王道のようなレースぶり.あの競馬が出来ればここでも好勝負が可能ではないでしょうか.血統的には平坦コース向きのような気がしますし.

 穴△は7枠15番ユウキソルジャーです.前走の神戸新聞杯G2では4着とゴールドシップを始め今回出走する馬達に遅れをとりましたが,典型的な前崩れのレースで4角先頭で最後まで粘ったのはこの馬1頭.本番菊花賞GIは神戸新聞杯G2のようなハイペースは考えにくく,4角である程度離していれば,一発の可能性もありそうです.父トーセンダンスはダンスインザダークの全弟.血統的にも侮れません.

 大穴×は8枠17番タガノビックバンです.芝を使いだしたここ5走は安定した成績で現在3連勝中.ハンデに恵まれたとはいえ前走の兵庫特別も完勝でした.最後の直線で少しよれた感じもしたので,距離的には3000mが合うのか心配ですが,古馬相手に1000万下を勝ってきたのは事実.先行抜け出しの競馬で見せ場以上を期待したいです.

 注は2頭です.1頭目は6枠11番ビービージャパンです.おそらく展開のカギを握るのがこの馬で,少なくとも4角までは先頭にいるのではないでしょうか.父アドマイヤジャパンの菊花賞GI2着のようなレースが出来れば面白そうです.もう1頭は5枠9番フジマサエンペラーです.こちらも前走のオクトーバーステークスで積極的な競馬で2着.最後まで脚色が鈍らなかったので,2歳時の勢いが戻ってきたと思えば,面白い存在でしょう.

本命◎:6枠12番コスモオオゾラ
対抗〇:1枠1番ゴールドシップ
単穴▲:1枠2番フェデラホール
穴△:7枠15番ユウキソルジャー
大穴×:8枠17番タガノビックバン
注:6枠11番ビービージャパン
注:5枠9番フジマサエンペラー

買い目
3連複で12番を軸に1番2番15番17番11番9番への流し(15通り)

 

焼き豚の買い目

 気が付くと秋のG1レースが始まっていました。不熱心な競馬ファンってのがばれちゃいましたね。気を取り直して外国人騎手 を応援しましょう。ちょうど2名騎乗で応援しやすいですね。

馬連 5−16 500円

 

第73回 菊花賞(GI)結果